やりたくない気持ちのエネルギーは強い
・久しぶりに前の職場の方から連絡がある
私の2つ前の仕事は、特別養護老人ホームで介護職をやっていました。
そのころ、同じフロアのリーダーだった女性の先輩から、久しぶりに連絡が来ました。
(今でもNリーダーと読んでます)。
そのNリーダーは、現在グループホームでのケアマネをされています。
Nリーダーから「元気〜?私はもうすぐ今のグループホームのケアマネを辞めて、自分でケアマネ事業所を立ち上げます!」と連絡がありました。
年齢は確か65歳ですが、すごくパワフルな先輩。
私は驚いて「え〜、Nリーダー、すごい!実は私は6月に仕事(ケアマネ)辞めました。私には難しい仕事でした。」と近況報告しました。
・Nリーダーの原動力、「残された時間、自分のやりたいことやりたい」
どんな仕事でも会社勤めをしていると、自分の意に沿わないことをやらなくてはいけなかったり、自分で仕事の量をコントロールすることはできないと思います。
Nリーダーは10年以上ケアマネ業務をされており、ケアマネの仕事自体は好きなようです。
ケアマネをすると横とのつながりがすごく広がり、特に役所や地域包括支援センターとのつながりもできてきます。
特に困難事例(一人暮らしで身寄りがなくゴミ屋敷でご近所から苦情が上がる、認知症のためご近所から苦情が上がる等)の方を担当すると、役所や地域包括支援センターの方と一緒に動くこともあります。
Nリーダーはすごくパワフルな方で、困難事例もやりこなしてたと思います。
ただ、やはり会社勤めだと自分の思うようにできないことに不満があったようです。
それと65歳になると嘱託?になるため、お給料が削減されたりボーナスが出ない?んですね。
詳しくわからないのですが、、、。らしいです。
それともう一つ、ご主人はもう定年退職されており、今は週に2、3回程度駐輪場でのバイトに行かれているようです。
バイト以外の日は、ご主人はほとんど家におられるようです。
これがNリーダーにとってはしんどいらしいです、、、。
・65歳、まだまだ働きたい
そこで「ケアマネ事業所を立ち上げ」て、家とは別にワンルームマンションを借りて、そこで仕事をされるということ。
もちろん、ご主人も了解済みです。
すごい、パワフル!
私はケアマネ業務自体で疲弊してしまったのに、Nリーダーは事業所を立ち上げるだなんて!
・やりたい気持ちとやりたいない気持ちのエネルギーの相乗効果?
自分自身で思い返すと、「何かをやりたい」という気持ちの時より、「もうやりたくない!」と思う時の方が、ものすごいエネルギーを使って行動してきたように思います。
・19歳の頃引きこもりから「北海道に行って地平線をみたい!」これは一見「やりたい」エネルギーのように思えますが、「引きこもりから脱出したい」という感覚です。
それから必死でバイトもしました(笑)。
・仕事を辞める時「人間関係、労働時間が長く、職場から逃げたかった」
Nリーダーに比べると、私の行動は小さいなあ(笑)。
・「今までブランド品も買わず贅沢もして来なかった。残りの時間自分のやりたいようにやる」
Nリーダーのこの言葉が心に刺さりました。
自分の残された時間、もしかして1年かもしれないし、もしかして50年かもしれない。
間違いなく言えるのは、60年後は生きていない。
1日1日を楽しく生きたもん勝ち。
50年後も楽しく生きられるように、健康、お金、人間関係のバランスも考えながら、
過ごしていきます。