ミニマリストを目指して④〜「本当に嫌なこと」と気づいた後にとった行動
もともと人と接すると心身共に緊張し、疲れてしまう性格でした。
高校2年生で学校に行けなくなり中退、その後は通信制の高校に行かせてもらいました。
この頃の私は自分のことしか考えられず、自分だけが辛い思いをしていると思っていました。両親にはもっと辛い思いをさせてしまったと気づいたのは、10年以上経ってからです。
通信制の高校を卒業し、社会に出て働かなくてはいけなくなり「このままではいけない」と、人付き合いがうまい人の真似をして、なんとかやり過ごしてきました。
「働く」、という事は喜びを感じることもできましたが、やはり心身共に疲弊していました。
20代、30代があっという間に過ぎ、気づけば40代。
さすがに「きっと生涯ひとりだろう」と実感しました。
次に襲ってきた不安は、「お金」です。
「一生働かなければいけない」という思いがあり、「仕事を辞める」という選択肢はこの時はまだありませんでした。
片付けて気づいた心の叫びと折り合いをつける方法を、自分なりに考えました。
「40代はまだ体力がある。今のうちにしっかり働いて副業もして、お金をしっかり貯めてから、仕事をやめよう。」と思いました。
今考えると日々の仕事で疲弊しているのに、そんな私に副業もやるなんてハードルが高すぎました。もちろん副業は全然できなかったです。
そうこうしているうちに1年が過ぎ、次は私の体が悲鳴を上げました。