かわいいものが私を泣かせる
涙もろい姉とは対照的に、私は感動する映画を見てもほとんど泣くことはありませんでした。
若い頃は「涙が出ない」→「感動する心がない」→「私の中に人として大切な何かがないのではないか?」
と真剣に悩んだことがありました。
そんな私が、歳を重ねて、それなりに辛いことも経験したからでしょうか。
ドラマや映画を観てはしょっちゅう涙は出るし、
最近はかわいいものを見ても涙が出るようになりました。
例えば、デパートに行ってシルバニアファミリーのかわいい動物達を見ただけで、
「かわいい〜」と思いながら気が付けば涙が出ていました。
これにはさすがに戸惑いました。
なぜ「かわいい」ものに涙が出てしまうのか。
自分の中で、かわいいものの中で何に涙が出るのか集計を取ってみました。(適当ですが😅)
動物達が擬人化して遊んでいるものを見ると、涙が出るということがわかりました。
(ABCクラフト 戸塚刺繍さんのチラシより)
動物達に言葉はなく、笑っている表情もありませんが、
それでもウキウキしている感じがうかがえます。
子供の頃はうれしいや楽しいをはっきり言語化することが難しかったけれど、
きれいなアゲハ蝶を喜んだり、浮かぶ風船を買ってもらって不思議だなあと思っていたことを
思い出しました。
そんな動物と子供の頃の自分が重なって見えるのでしょうね。
それにしてもかわいい〜。
涙が出るものの中に、子供の頃の原体験が大きく影響しているのでしょうね。
涙を出しながら、私もこんなかわいい刺繍を作りたいなあと思いました。