きなこの生き方の模索日記

40代独身女子 会社を辞めて楽な生き方を模索していきます

初めての炊き出しに参加

・友人から「西成で炊き出しのボランティアに行けへん?」と言われる

私は生まれも育ちも大阪ですが、西成区と聞くとホームレスの方達がたくさんいて、怖そうというイメージがあり、ほとんど行ったことありませんでした(すみません)。

少し考えましたが、大阪に住んでるのに西成のこと何も知らないのもあかんなあと思い、

「1回だけの参加でもよければ」という了承をもらい参加しました。

 

・主催者の方も初めての炊き出し

ボランティアで集まったのは約10名。20代から60代くらいの男女半々くらい。

みんな「初めまして」の方ばかり。主催者の方も初めて炊き出しするということだった。

10時に集合して、調理する人とチラシを配る人と半々に分かれる。

私と友人は調理の方になりました。

炊き込みご飯と豚汁を50人分作る。

作った物をプラ容器に入れて、配る。

レンタルスペースを借りて、野菜を切るところからスタート。

チラシには「12:30〜14:30」の間やりますと書かれている。

(今から50人分作るの、間に合うのかな、、、?)と不安になる、、、。

 

・14時になっても配ることができない

炊き込みご飯は具材を入れすぎたためか、炊飯器がピーとなってもご飯が硬い。

豚汁はお湯がなかなか沸かず、出来上がらない。

公園ではホームレスの方達が並んで、次第に怒り出しているということ。

(そりゃ怒るやろうなあ、ごめんなさい)

 

・14:30過ぎにやっと出来上がり、ドキドキしながら「すみません、お待たせしました」

めっちゃ怒られると思いながらお渡ししたら、「ありがとう」と言ってくれました。

気持ちが救われました、、、。

配り終わってから、みなさんと改善点を話し合う。

・みんなで手順を周知しておく。

・事前に下準備しておくか、調理開始時間をもう少し早くする。

・整理券を配る。などなど。

課題がたくさんあった炊き出しでした、、、。

 

・周りは新世界など観光地化されているけど、一歩中に入れば違う世界でした

新世界と言えば、串カツや通天閣などレトロな街で観光地かしていますが、

もっと中に入ればもっとレトロでディープな街が広がっていました。

商店街はほぼ飲み屋とカラオケ店で、昭和にタイムスリップした感覚になりました。

確かにホームレスの方達が多く(すみません)、怖い雰囲気はあります。

でもよく見ると、公園にみなさん集まって囲碁将棋をしたり、お酒を飲みながら話をしてたり、楽しそうなコミュニティーがありました。

もちろんそんな生優しいことばかりではなく、常に死と隣合わせの方達もおられると思います。

たった1回だけの炊き出しで何もわかりませんが、今まで足を踏み入れたことのない私にとっては、ほんの少しでも気持ちが行くようになったかなと。

友人に、新世界の焼き鳥屋さんで焼き鳥とチューハイを奢ってもらいました。

忘れられない1日になりそうです。