きなこの生き方の模索日記

40代独身女子 会社を辞めて楽な生き方を模索していきます

「できたてごはんを君に。」を読んで

・母から「またいい本見つけたで」

母は昔から読書が好きで、良かった本を私に貸してくれます。

最近は「食べ物」に関する小説にハマっているようです。

 

「できたてごはんを君に。」 行成 薫 

5つの短編集で、それぞれ飲食店に関わる人たちのストーリーです。

その中でも心に残っているストーリーが「ハッピバースデー・トゥーユー」。

若きパン職人・照星は、小麦アレルギーでパンを食べられない子供・菜乃花と出会う。

照星は菜乃花にパンを食べさせたいという思いで、「小麦を使わず米粉で作るパンを作る!」と宣言します。その結果は、、、。(言いたいけど言わないでおきますね)

 

それぞれ別のストーリーが、こう繋がるの〜?というおもしろさもあります。

 

食べることの幸せ、人との優しい関わりで気づく本当の幸せ、

おいしいご飯を大切な人と一緒に食べる時間を、大切にしたいなと感じさせてくれる本でした。

食べることが好きな人にはもちろん、食べることに関心がない人にもおすすめの本です。