きなこの生き方の模索日記

40代独身女子 会社を辞めて楽な生き方を模索していきます

私も母も保険のことに無知だった

・30代半ば、結婚無理かもと頭をよぎる

30代半ばを過ぎた頃、「結婚無理かも」と思い始め、急にお金の不安が大きくなりました。銀行や郵便局にお金を預けても、利子はほとんどつかない。どうしたらいいんだろう。

当時入っていた保険会社のパンフレットに「老後資金についても相談します」と書かれてあり相談しました。

勧められたのが、「老後安心、貯蓄型保険」というもの。

病気をした時に、入院、手術給付金、女性特有疾病、オプションでがん保険にも加入しました。病気をしなかったら、75歳満期で満期金が下りるというもの。それで1ヶ月の保険料、約25000円。

当時の私は、「医療保険と貯蓄もできていい保険やわ〜」と思い込んで、早速その保険に加入しました。

 

・昨年入院、手術。日本の医療保険制度、高額療養費制度ってすごいと実感しました。

病院での入院費用、手術代で、病理検査などで、保険請求額約¥66万。

高額療養費の適用を受けるため、入院前に「限度額認定証」を申請していました。

所得水準で医療費の負担限度額が減免されるものですが、私の場合1ヶ月の限度額が

¥57600でした。これプラス入院中の食事代¥6440合計して、

退院時、窓口での支払い金額は ¥64911でした。

日本の保険制度ってありがたいなあと思いました。

そうそう、保険会社にも保険請求しないと!

 

・保険会社に、入院、手術給付金の申請手続きをする

退院後、保険会社へ入院給付金の保険請求の手続きを行いました。

1週間ほどの入院給付金と手術給付金で、約10万円給付されました。

少し前からお金の勉強「リベラルアーツ大学」の両学長のYouTubeで勉強するようになり、日本の医療保険制度、高額療養費制度がしっかりしているので、独身、または子供がいない人には、民間の医療保険は必要ないと教えてもらっていました。それでも私はなかなか保険を解約することに踏み切れなかったのです。保険の見直しは行い、貯蓄保険の部分はストップして、医療保険だけを続けていました。1ヶ月の保険代は¥25000→¥7000に減額はしていました。

それでも1ヶ月¥7000→1年間で¥81000。

国の高額療養費制度を利用したら、1ヶ月の上限額¥57600。

ここでやっと目が覚めました。

民間の保険入る必要ないやん!やっとわかったのです。時間がかかりました。

今回保険会社から給付された金額は、満期金から引かれるということもわかりました。

保険の契約するときに説明があったかもしれませんが、私は全然理解できていませんでした。

 

・このことをきっかけに、母に現在入っている保険について聞いてみる

母が入っている保険について聞いてみました。

母は10年満期の民間の医療保険に入っており、1ヶ月の支払い金額が¥10200!

「え?こんなに払ってるの?」と母に聞くと母が「前は1ヶ月¥6000くらいやったけど、前回満期になった時に保険の人が来て、なんか言ってたけどよくわからんねん」と。

母に了解もらい保険証書と通帳を見せてもらうと、前回75歳満期の時に保険の更新の手続きで保険会社の人が来ていたようです。75歳満期で50万円ですが、保険更新の時にこの50万円を使って75歳から80歳まで保険料は無料。

80歳から85歳満期まで毎月1ヶ月¥10200ということだったみたいです。

保険内容は、入院1日2000円、手術給付金60000円、死亡給付金50万円。

80歳から85歳まで毎月1ヶ月¥10200→85歳まで払続けたら、61万円。

高齢だから入院や手術する可能性は高いかもしれませんが、高額療養費で戻ってくることを考えると、この保険は入らなくてもいいのでは?

年金生活で慎ましく暮らしている母に、毎月¥10200を払い続けることに疑問を感じました。

母と姉に相談しました。姉も母が毎月¥10200保険料を払っていることに驚きました。

私、姉共に、民間の保険を支払い続けるより、今の母の楽しみのために使う方がいいのでは、と意見が一致しました。

このことを母に説明したら、母はあっさり「毎月¥10200も保険代払っててんなあ。2年前入院した時もお金戻ってきてるし(高額療養費)、保険解約するわ」と言いました。

早速保険会社に電話し、母から解約の意思を保険会社に伝えました。

解約金、約¥28万円が戻り、来月8月から¥10200の支払いはなくなります。

 

・お金を払うことに対して、しっかり考える癖をつけます

自分が今まで払い続けていた保険が「損をする」と考えることは本当に辛いものでした。

気がつくのが遅かったですが、日本には素晴らしい医療保険制度、高額療養費制度について理解することができ、損はしましたが保険を解約することを自分で納得できてよかったと思います。

母の保険のことも、このことがなければきっと気づかなかったと思います。

痛い授業料でしたが、気がついてよかったと思います。

民間保険に払っていた保険代が浮く分、母には自分の好きなことに使ってほしいと思います。