きなこの生き方の模索日記

40代独身女子 会社を辞めて楽な生き方を模索していきます

苦手だったミシンに歩み寄る

母は私が小さい頃、ミシンを使って色んな物を作ってくれました。学校で使うサブバックやそろばん教室に行くためのカバン、ブラウスやズボン、姪が小さい頃は浴衣を作ったりと、ミシンを使いこなして、色んな物を作ってくれました。

そんな器用な母なのに、私と姉はすごく不器用で、ミシンを使うことができませんでした。

 

先日母が、「私が死んだらこのミシンどうしよう?このミシン高かってん。20万円してん。うちでミシン使える子おらんしなあ。もっと安いミシンにしとけばよかった、、、。」と鬱々と言い出しました。

私はミシンの相場がわからないのですが、ミシンを買ったのは確か30年以上前だと思います。私は母に「このミシンのおかげで色んな物作れたし、安いミシンやったら故障して今までもたなかったかもよ。十分元取れてるって。」と必死に言いました。

と言いながら私の心の中は、(ミシン使わなもったいないなあ。)と思いました。

母に「私ミシンやってみる!何か作ってみたい!教えて!」と言いました。母は「あんたほんまにミシンやるの?」と半信半疑でしたが、「じゃあ簡単な物から作ってみる?」となり、直線縫いでできる「ガーゼのハンカチ」を作ることになりました。

 

ミシンを使うのは、中学生の頃の家庭科以来だと思います。生地を切るところから母に教えてもらい、ミシンの上糸の掛け方、縫い方など1から教えてもらいました。(母は私が全然できないことに正直驚いていたと思います。)

ガーゼのハンカチを作ることができました!

自分で作ったと思うととてもうれしく、かわいく感じました。

 

母は最近「目が見えにくくなってきた」と言っていましたが、ミシンの糸を通すことは難なくでき、「長年の勘かなあ」と言っていました。ミシンを教えてくれる母が、かっこよく見えました。

ミシンによって、母のかっこいい一面を見せてもらえることができました。

ミシンによって、「買う前に作れるか」の幅も広がりそうです。

少しずつミシンとの信頼関係も築いていこうと思います。

よく見たら、ガタガタですね(笑)。