暗い、無口、内向的→「繊細さん」なんて優しい言葉!①
母曰く、私は言葉を発するのが遅く、3歳まで話さなかったようです。
心配した私を病院に連れて行き、そこで言われたのは「自閉傾向がある」と。
?どういうこと?という感じですが、それで診察は終わり。その後私は少しずつ言葉を話し始めて、母はやれやれという感じだったそうです。
私の生きづらさは、家から一歩外に出た時から始まりました。
保育所へ。「なんて人が多い、物音が大きくて耳がおかしくなりそう」な感じでした。もちろん当時はこんな気持ちを言語化できず、「不快感」という形でイライラしたり泣いたりしていたと思います。
小学校へ。「知らない子ばかり。大きな声を出されるとびっくりして疲れる。」という感じ。
自分から先生に話しにいくということをしなかったので(何を話していいのかわからなかった)、先生との思い出というものはほとんどありません。クラスの子からは「おとなしいなあ」と言われる日々。
中学校へ。この頃は学校が荒れている時代だったので、学校に行くのは恐怖でしかありませんでした。体も心も緊張し、何を話して、どう振る舞えばいいかわからない。クラスの子からは「暗いなあ」と残念な感じで言われる。担任の先生からは「もっと明るくならないと!」と言われる。言われれば言われるほど、自分を否定されているみたいで、さらに萎縮してしまう。この時の思いを言葉にして訴える術もない。この頃の私、よく頑張った。
この社会で生き延びるためには、「明るい、おしゃべり、外交的」が必要なんだと。
必死で明るくおしゃべりで外交的な人を真似てみたけど、、、疲労感が半端ない。
私には無理だ。
そんな私を救ってくれた言葉「繊細さん」。テレビで紹介されており、簡単な繊細さん診断をやってみると、「私もしかして繊細さん?」と感じました。「繊細さんの本」を買って読んでみると、私は繊細さん確定しました。「こんな風に生きづらさを感じているのは、私だけではない。繊細な部分を変えずに、むしろ変えない方が幸せを感じることができる。」と気持ちが楽になりました。
今までネガティブに感じていた「暗い、無口、内向的」が「繊細さん」という優しい言い方に変えてくれたのも、うれしく感じました。