きなこの生き方の模索日記

40代独身女子 会社を辞めて楽な生き方を模索していきます

ミニマリストを目指したきっかけ③〜物を減らした効能

片付けた後の心の変化はまだまだあり

・今ある物達を大切にし、手入れ、管理をするようになった。

・物を買うとき、本当に必要な物か、慎重に吟味するようになり、物を買った後の後悔がかなり減った。しっかり吟味して買ったので、買った後その物に対する愛着が大きくなった。

・物を買うとき、安さや見栄ではなく、本当に自分にとって必要か、という買うことに対する基準が明確になった。

・買う物が減ったので、買い物にかける時間と労力が減り、結果節約にもなった。

・「収入が低くなったら、もう少し狭くて安い物件に引っ越しできるな」と、引越しに対するハードルが下がった。

などなど、結果片付けて本当によかったです。

 

ただ、片付けて数ヶ月経った後でも、「本当にやりたいこと」は見つかりませんでした。

まず感じたのは、「本当に嫌なこと」に敏感になりました。

家で過ごすときはとても快適に過ごすことができるのですが、

一歩外に出ると、騒音、人混みに対して、心が疲れるように感じました。

日に日に心が敏感になり、職場でも心が疲れるようになってきたのです。

 

思ってもいない心の反応に対して私は、「片付けて心身に共にスッキリしたはずなのに、どうして?」という思いでした。

今思い返すと、片付けたことによって、心と頭にかかっていた負荷が軽くなった分、

本当の自分の心が叫び出したのではないかと思います。

 

 

 

 

ミニマリストを目指したきっかけ②

片付けが進んでいくと、捨てる物、残す物の選択がだんだん難しくなってきました。

頂いた物や想い出の物など。本当に大事な物、必要な物以外は、管理も手入れもしておらず、埃をかぶっていました。それらの物は厳選し、これらの物を捨てる時は罪悪感を感じたので、「今までありがとう、ちゃんと管理できなくてごめんね」と心の中で謝りながら捨てました。

捨てる、片付けるという作業は、想像以上に体力、気力共に必要でした。片付けを始めて1ヶ月間で2kg痩せました。

 

これらの心身の苦痛を経験したことにより改めて、「高齢になってからの片付けは体力的にもきついし、捨てる判断をするのも難しいだろう」と実感しました。

そこから一気にエンジンが掛かり、ベッド、タンスなど大物家具の処分もしました。

 

その後の私の心の状態は、、、部屋ががらんとさみしくなり「捨て過ぎたかな?」と少し不安になりました。

2、3日もすると大きく気持ちが変化しました。

・部屋が広くスッキリと感じ、清々しい気持ち。

・掃除が楽になった。

・どこに何があるかすぐ分かり、フットワークが軽くなった、などなど。

心身共に快適になりました。

 

片付けた後の心の変化は、それ以降、今も続いています。

結果的には、私が予想していた以上にいいこと尽くめでした。

 

ミニマリストを目指したきっかけ ①

私はケアマネの仕事をしていました。3年ほど前、身寄りのない一人暮らし、認知症の男性利用者様の担当をしていました。その方の認知症状が進み、ご自宅での生活が困難になってきました。ご本人もご自宅での生活に不安を感じ、施設入所を選ばれました。

施設入所が決まり、施設に持っていく物、処分する物の選別を、その利用者様と一緒に行いました。

自分の物でも「捨てる」という行為は心が痛みますが、利用者様の物を「捨てる」「片付ける」という行為を、利用者様に選んでもらいながら、とはいえ私にとっても心身共に負担がかなりかかりました。その後2週間くらい体調不良が続きました。

 

私の心の中に、「身寄りのない一人暮らし、それは私も同じだ」という思いがふつふつ湧いてきました。私には姉や姪がいますが、私が家での生活が困難になった時、急に亡くなった時、あの「捨てる」「片付ける」行為を姉や姪にやってもらう事は最低限に抑えたいと考えるようになりました。

 

どのように片付け、処分をしていけばいいかわからず、YouTubeで検索していき、辿り着いたのが、「ミニマリスト」でした。

YouTubeでのミニマリストさん達は、ほとんど物のないきれいなフローリングに座って話されており、最初は「ここまで物を減らして暮らしていけるのかな?」というのが正直な感想でした。ミニマリストさん達がなぜミニマリストを目指したのか、物を減らして心身共に軽くなったこと、物を減らしたら本当に自分がやりたいことが見つかったなど、お話を聞いていると、私も物を減らして身軽になりたい、本当にやりたいことを見つけたい、万が一私に何かあった時、姉や姪に迷惑をかけたくないという強い思いが、私の心の中にふつふつと湧いてきました。

 

少しずつ小さな物から処分していきました。

最初の頃は片付いてきて「スッキリした」という感じでしたが、どんどん片付けが進んでいくと、私が想像していた以上に心身共に苦痛が襲ってきました。

 

 

 

 

 

今の心の状態(有給消化2日目)

仕事を辞めると決断してから(約8ヶ月間)残りの日々は、電話の音、人の話し声に異常に敏感になり、音が鳴るたび、ビクビクしてた。

やならければいけない仕事が溜まっており、1つの仕事を片付けようとしても、別の仕事のことが気になったり、頭の中のあらゆる箇所でサイレン(これもあれもやらないといけない!)が鳴っている感覚でした。

お昼休みは職場で過ごすことがしんどく、お天気のいい日は近くの公園で休んでいました。

 

今は1日が静かに過ぎていき、頭の中のサイレンも鳴らなくなりました。

私は独身一人暮らしだし、さみしくなったり不安になると思っていたけれど、今のところ心も体もとてもいい状態です。

今まで読みたいと思ってたけど読んでなかった本を読んだり、ブログを初めてみたり、野菜(いただいた栽培缶ですが)を育てたり。

時間はあるから節約も兼ねて、パンやお菓子も作ってみようと、少しずつ意欲が湧いてきています。

もともと不器用なので一度にたくさんせず、少しずつ少しずつ初めていこうと思います。

 

 

仕事を辞めた後の過ごし方

6月10日付けで退職なので、今は有給消化中。

友人は「せっかくだから旅行に行ったら?」とか、「社会と繋がっておくように、英会話とか習い事したら」とか、「婚活したら?」等言われる。

私が「今は何もしたくない」と言うと、怪訝そうな顔をされる。

今は何かをするエネルギーが枯渇している感じ、なんです。

 

そんな中でも私のできること、やりたいことはある。

早朝のお散歩。朝5時から6時くらい、静かな街中を歩く時間は、私にとってとても大切な時間。今の時期お天気がいいとちょうど日の出の時間になり、とても気持ちいい。小鳥のさえずりを聴きながら歩くのも気持ちいい。各家庭で育てているお花や、道端にひっそり咲いているお花を見つけるのも楽しい。

 

職場最後の日に、職場の方たちから、花束、「野菜を育てる栽培缶」、布プランター等プレゼントしてくれました。本当に感謝です。

仕事してる間は、お花を育てることはしてなかったけど、仕事を辞めたらお花や野菜を育ててみたいと思っていた。

初めてだから、少しずつやっていきます。

 

涙もろくなりました

わたしは今まで「わたしには人としての感情が欠けているのだろうか」と思うくらい、涙が出ませんでした。学生時代は私にとっては、とてもしんどい日々でした。

とにかく毎日緊張して、授業中に本読みを当てられると、声が震えるくらい。

そんな状態だから、友達もほとんどいなかったのです。

このままではいけないと、社会に出てからは人の真似をして、なんとかやってきた。

でも、その状態は私にとっては無理をしていたのだろう。

40歳半ばすぎになった今でも、職場、利用者様とのやり取りで、毎日疲弊していました。

とうとう体が悲鳴をあげ、仕事に行く前には涙が出てしまうようになっていた。退職を決意しました。

職場の方、利用者様、皆さん本当に優しい方々で、それでなんとかやって来れたと思います。

昨日は職場の方からお花とプレゼントをいただき、職場内でこじんまりと茶話会をしてくれました。優しい職場で、涙が止まりませんでした。

1ヶ月ほど有給消化させてもらい、そのあと退職。

その後どうするかはまだ考えておらず、とりあえず体も心も休ませようと思います。

 

 

健康はありがたい

退職日が近づいて、引き継ぎ、書類整理でてんてこまいになってしまったためか、

体調を崩してしまった。頭痛、嘔吐で、起きることができない。食べたもの全部出し切ったのに、それでも胃液が上がってくる。

普通に食べて、動くことができるって、本当にありがたいと実感しました。

退職までもう少し、体調整えて、しっかり引き継ぎして、書類整えて、

お世話になった利用者様、職場の皆様、関係者の方々に、感謝の言葉を伝えていこう。